春の星座
3月から4月、夕方の西空に惑星が集まります。秋から冬の間によく見えていた火星、木星、土星が並び、5月末には太陽に最も近い惑星、水星が西空に見られるようになります。西空の木星、土星は5月には太陽と合(ごう)になりますので、4月中旬くらいが見納め、となります。今秋、夜半過ぎの空に再び姿を現す時は、今春までとは逆に土星、木星の順となります。
月齢は、新月が3月6日、4月5日、5月4日、上弦が3月13日、4月11日、5月11日、満月が3月20日、4月19日、5月18日、下弦が3月28日、4月27日、5月26日です。ゴールデンウィークは新月の時期にあたります。ちょうど5月5日はみずがめ座η流星群が活動しますので、流れ星を観察する好機です。
全天88星座 3月4日~4月23日
りょうけん座、こじし座、やまねこ座、かみのけ座、ろくぶんぎ座、コップ座、からす座、ポンプ座。これらはどれも春の星空にある星座です。あなたはいくつご存知でしたか?
ふだんプラネタリウムで紹介するようなおもな星座は、2世紀ころ著された『アルマゲスト』にほとんど見ることができます。その後、星座のすきまや、赤道以南でしか見られないところに新たな星座が加えられ、現在世界共通の星座は88にまとめられています。今回は、いつもは無視してしまっているマイナー星座にも目を向けてみたいと思います。45分間の投影でいくつ星座を見られるか、さあ、サバイバル・プラネタリウムに挑戦です。
さよなら、お月さま 4月29日~7月16日
家に忍び込んでは大事なものを盗み、食べてしまう迷惑なけむしが、ある夜、今度は月を食べようとトマトの宇宙船で旅立ちます。しかしたどりついた月は、何もないところでした。
月は、わたしたち人類が生まれる前から、ずっと地球を見守ってきた、太陽に次いで関わりの深い天体です。困り果てたけむし、月を見張る「わたし」。地球から見た月、月から見る地球をくらべながら、愉快なストーリーとともに、距離38万kmに浮かぶ、身近な天体を紹介して行きます。1999年7月制作。7月16日の皆既月食に向け再投影します。
星からの伝言-イリジウムフレア
イリジウムフレア、とは、携帯電話中継用に打ち上げられた、イリジウム衛星が、起こすせん光現象です。
イリジウム衛星と呼ばれているのは、イリジウム社により衛星携帯電話用に打ち上げられた人工衛星です。このシステムは、66個の低軌道周回衛星を使って地球上全体での通信をカバーするというものです。
この衛星は、高度約780km上空を一周約100分の「極軌道」という軌道で回っています。普段は6等星程度の明るさなので、目で見つけるのは困難ですが、この衛星のアンテナが太陽光をこちらに反射するような位置に向くと、非常に明るく見られます。その光度は最大で-8等にもなります。金星が-4等くらいですから、それよりも10~20倍も明るく見られます。フレア現象は数秒から十数秒でゆっくり動きながら増光し、また元に戻り、その間、感動的な光景が見られます。
表紙解説
ギリシャ神話によれば、からすはむかし銀色の翼の鳥でした。ところがある日、太陽の神への言い訳がもとでまっ黒にされた上、夜空にはりつけにされたのだそうです。からす座の星は、4本の釘の銀色の輝きなのです。
※ここに載せた内容は、銀河97春の内容です。